女性の肖像画紙片
｜繊細な装飾に囲まれた
女性の肖像画紙片
繊細な装飾に囲まれた女性の肖像画紙片です。
紙片の下部にあるクレジットによると、
絵はイギリスの画家
William Powell Frith（ウイリアム・パウエル・フリス）氏、
それを元にイギリスの彫刻家
William Camden Edwards（ウィリアム・カムデン・エドワーズ）氏が
銅版画へ仕上げた作品。
1840年代〜1900年代前後の本からの
オリジナルリトグラフプリントと思われます。
ハープを抱えた俯く女性、
そしてその頬にはそっと小さな涙が。
見た瞬間に、何かはわからない物語を感じて
強く惹かれた1枚です。
肖像画のタイトルは「The Exile」。
そのタイトルから、
描かれた女性は複雑な深い哀しみを抱えており、
その背景を様々に想像させられます。
そして、肖像画の周りには女性を思いやり慰めるように
淡く繊細な天使の装飾が囲んでいます。
そこに、慈愛の精神も感じられるように思います。
誰もが人生のどこかで感じることのある哀しみ。
そのときに周りが寄せてくれる慈愛深さが表現されている気がして、
哀しみだけではない、どこかあたたかな気持ちを感じる1枚です。
額装しても素敵になると思いますが、
こうした紙片をふと壁やお部屋に飾ってもいいな、と思います。
癒されるときがあるかもしれません。
なお、この画家は1840年代には
小説を題材とした肖像画を多く描いたようで、
この肖像画も実在の人物ではなく、
何かの題材によって描かれた可能性があります。
調べたところによると、元々の紙片はもう少し大きかったようです。
紙片の角にアルバムに仕舞った跡があるため、
おそらく前の持ち主の方によってカットされたと思います。
全体的に多少の汚れやシミ、折れや痛みが見られます。
こちらの商品はメール便での発送が可能です。
特集：2024年9月の入荷一覧
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出版国 イギリス（推定）
年代 1840年代〜1900年代前後（推定）
サイズ 29.7×22cm前後
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